おばあちゃんとギャビー

こんにちは。今日は、こころ温まる猫とおばあちゃんの物語を紹介したいと思います。これから紹介するのは保護猫ギャビーとギャビーを引き取ったおばあちゃんの話です。このギャビーとおばあちゃんは14年間つれ添ってきました。出会いは、のちにギャビーの飼い主さんとなる老夫婦と3匹の保護猫との出会いから始まりました。はじめは、なかなか懐いてくれなかったという猫たち。しかし、1匹だけおばあちゃんに懐くのが早かった子がいたようです。その猫が当時2歳だった“ギャビー”です。本を読むことが大好きだったおばあちゃん。ギャビーは、そんなおばあちゃんの膝の上に乗ることが大好きだったようです。いつしかおばあちゃんの膝の上はギャビーの特等席になっていたといいます！

その後、ギャビーの大切なおばあちゃんにおじいちゃんとの別れの日が訪れます。何十年も同じ家に住み同じ時間を過ごしてきた大切なおじいちゃんとの別れ。おばあちゃんは、ショックで酷く落ち込んでしまったといいます。そんなおばあちゃんの姿を見たギャビーは、おばあちゃんを励ますかのように傍を離れなかったそうです。おじいちゃんの死をきっかけに、一層深まった絆。同時に、おばあちゃんはある心配ごとをするようになってしまいます。それは“ギャビーよりも先に自分が死んでしまったらどうしよう…”ということ。

そうして訪れた、おばあちゃんとギャビーが過ごす最後の日。互いに想い合い、14年という長い時を共に過ごしてきた最後の日。ギャビーは大好きなおばあちゃんの腕の中で天国へと旅立ったようです。悲しみに暮れながら、獣医さんのもとから自宅に帰えるおばあちゃん。その4時間後、おばあちゃんもギャビーのもとへと旅立っていったのです。今頃、おじいちゃんとおばあちゃん、そしてギャビーで楽しく過ごしていることでしょう。この出会いはきっと運命だったのでしょうね。心があたたかくなるお話しだったので、紹介させて頂きました。

では、次回の更新も宜しくお願い致します。

村上豊彦