ダリと猫

ひとつ前の更新で猫好きの偉人を紹介したので、今回はその中から❝サルバドール・ダリ❞と愛猫について紹介したいと思います。スペインの有名な画家であり、数々の奇行や逸話で知られているサルバドール・ダリ。そんなダリは、猫好きとしても有名です。ペットとして飼っていたのはオセロット。オセロットを飼うあたりも奇行なダリらしい!オセロットとは、南アフリカ熱帯雨林に生息し、ジャガーネコのような見た目をした野生のヤマネコです。ネコ科の動物の中でも最上級の毛並みを持つことで知られています。外見はヒョウに似ていますが、性格は人懐っこく愛らしいようです。サイズはふつうのイエネコの2倍~3倍大きく、アメリカでは『小さなトラ』とも呼ばれているとか。ネコ科の動物の中では珍しく泳ぎが得意という特技も持っているようです。また、飼育されているオセロットであれば20年くらいは生きるといわれています。


ダリはこのオセロットに「Babou(バブー)』という名前を付け可愛がっていたようです。ダリはバブーを激愛し、散歩に連れていくのはもちろん、旅に出かける時も、パーティーに参加する時もいつも一緒に連れ出していたようです。その時に撮影されたポートレートを何枚か見たことがありますが、ダリのバブー愛がよく伝わってくるような素敵なものばかりでした。偉人と猫の物語を知るのも面白いものですね。ちなみに、このポートレートは「Artists and Their Cats」という本で見ることが出来ます。ダリの他にも、パブロ・ピカソやアンディー・ウォーホル、フリーダ・カロなど多くの猫好きアーティストの魅力的な写真を見ることが出来るのでオススメです。是非、機械があったらチェックしてみて下さい。オセロット、一度でいいから触れ合って見たいな!

村上豊彦