猫の肉球

猫と言えば、思いうかぶのは『ぷにぷにとして可愛い肉球』・・・という事で、今回は『猫の肉球に関するひみつ』をテーマに更新していきたいと思います。まずは、猫の肉球の正体について・・・。このぷにぷにとした肉球の正体、実は“脂肪”なんです。表面は厚い角質層で覆われていて、その中には“脂肪球”と呼ばれる“脂肪”が入っているようです。この脂肪のクッションは、高い所から降りた時に衝撃を吸収する役割があるほか、獲物を捕らえる時に足音を立てないようにするという役割を果たします。

次に、肉球の色に関するひみつについて・・・。猫の肉球の色は、被毛の色によって決まるとされています。被毛が白やグレーの場合、肉球の色はピンク色に。黒や茶色などの濃い色の場合には、チョコレート色。被毛が2色の場合には、肉球の色も2色になるということが多いです。毛の色と肉球の色に、こんな関係があったなんて不思議で面白いですね。さらに面白いことに猫も人間と同じように、歳をとると肉球の質感や色に変化が現れてくるのです。肉球に、シミのような色素の沈着が見られたり。これは人間との意外な共通点でしたね(笑)。

最後は、肉球にかく汗について・・・。猫が汗をかくのは肉球だけだということを知っていますか・・・?汗は汗腺の1つである、“エリックリン腺”という場所から出されます。人間には、このエリック腺が体中にあるのに対して、猫ちゃんたちは肉球にしか“エリック腺”が存在していません。その為、猫は肉球にしか汗をかくことが出来ないとされているのです。ちなみに・・・猫が汗をかくのは、緊張をした時や不安を感じた時のサイン!!汗腺は交感神経によってコントロールされているので、緊張や不安を感じれば感じるほど、沢山の汗が出るようになっています。肉球の仕組みと一緒に覚えておくと良いかもしれません。

村上豊彦