猫の嫌いなニオイについて(前編)

こんにちは、村上豊彦です。今日は猫の嫌いな匂いについて紹介していきたいと思います。これから猫ちゃんと一緒に住もうと考えている方の参考にして頂けたら嬉しいです。まずは、猫ちゃんの嫌いな匂いを紹介する前置きとして、嗅覚について説明しておきましょう!


猫ちゃんの嗅覚は人間の約数万倍から数十万倍もあるといわれています。しかし、僕たち人間の数百倍とか言われても全然ピンときませんよね・・・?人間の嗅覚の数百万倍といわれると『数百万倍濃度の濃い匂いを嗅いでいるの?』と思う人もいると思いますが、そうではありません。人間が感じとることの出来ない“微量”な匂いも嗅ぎ分けることが出来る強い嗅覚のセンサーを持っているということです。この優れた嗅覚は、餌の匂いを嗅ぎ分け時や縄張りの確認、匂いによる挨拶などのシーンで使われます。嗅覚の強さや役割について簡単に説明したところで、ここからは本題の『猫の嫌いな匂いについて』書いていきます。


まずは、僕たち人間でも苦手な人の多い『たばこ』や『男性の汗の匂い』。2014年に発表された論文によると、「男性の汗の匂いは動物にとってのストレスを感じさせる成分が含まれている」とされています。男性の汗の匂いは『オス猫の匂い』を連想させてしまう為、獲物の奪い合いや縄張りを攻撃から守ることを連想してしまいストレスの原因となってしまうのだとか。


また、男性の汗以上に気をつけなければいけないのが『たばこの匂い』です。欧米のある研究発表によると、カーペットやカーテンに付着した匂いによるペットの受動喫煙は、同じ部屋にいる人間と比べて5~6倍のということが分かっています。こんなにもペットたちに被害を与えているなんて、初めて知った時はショックでした。ペットは床に近い場所で生活している為、僕たちよりも影響を強く受けてしまうようです。この有害物質が原因で、肺がんや皮膚炎にかかってしまうケースも多いようなので十分注意しなければなりません。長くなってしまったので、続きは次回の更新で紹介したいと思います。ここまでお読み頂きありがとうございました!